山下智子 京ことば源氏物語 第二帖「帚木」の巻『雨夜の品定め』

5月特別講座は、山下智子氏による西区民センター【シリーズ古典を愉しむ 第三回「もののあはれ源流への旅 全五十四帖連続語り」 京ことば源氏物語 第二帖「帚木」の巻『雨夜の品定め』】を開催いたします。

日 時 5月26日(日)開場 13:30 開演14:00

費 用 2,000円(前売り) 2500円(当日)

定 員 80名(先着順)

締 切 当日券販売時まで(先着順)

出 演 紫苑語り会主宰 源氏物語 女房語り 山下智子

内 容

光源氏十七歳。五月雨の続く物忌みの夜、源氏のもとに。義兄頭の中将はじめ左馬頭、藤式部丞が訪ねてき、四人で女性談義をすることになる…。高等学校「古典」で習う有名な 『雨夜の品定め』を基軸に京ことば源氏物語を山下智子氏が臨場感に満ち溢れた女房語りで演じてくださいます。

 

京ことばの位取り 山下智子

源氏物語は主格が省かれてわかりにくいといわれています。現代のコミュニケーションに於いて不可欠の主格がなければ、誰の言動か判断できないところですが、京ことばにはくらい取りという考え方があり、尊敬語、謙譲語、丁寧語と使い分けることによって、その人物が自分よりも上か、同格か、下かが分かるのです。また、声に乗せることで人物は体温を持ち生き生きと動き出します。貴人を前に語ったいにしえの女房も、紫式部の紡ぎ出す物語の面白さに表現を尽くしたのではないでしょうか。


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